消火・救助用品の準備
地震(じしん)の時(とき)に起(お)こった火事(かじ)を消(け)したり、家のドアが開(ひら)かなくなったりして閉(と)じ込(こ)められた時に脱出(だっしゅつ)できるように準備(じゅんび)をしておき、“いざという時”のために、使(つか)いやすい場所(ばしょ)に置(お)いておきましょう。

消火器(しょうかき)やバケツを用意(ようい)しましょう。また、お風呂(ふろ)には常(つね)に水(みず)をためておきましょう。ただし、お風呂(ふろ)にためておいた水でおぼれないように、お風呂場(ふろば)で遊(あそ)ぶのはやめましょう 。消火用水(しょうかようすい)や断水時(だんすいじ)の生活(せいかつ)用水[トイレなど]としても使(つか)えて便利(べんり)です。
火を消(け)すチャンスは3回(かい)あります。身(み)の安全(あんぜん)を確保(かくほ)してケガをしないように消火しましょう。


(1)一番目(いちばんめ)は、揺(ゆ)れ始(はじ)めです。
緊急地震速報(きんきゅうじしんそくほう)を見聞きしたときに、すぐに火を消すことができれば、コンロやストーブなどの火を消しましょう。 ただし、揺れ始めたときに熱湯(ねっとう)をかぶったり、倒れてきたストーブなどで火傷(やけど)をする危険(きけん)もあるので、決して 無理(むり)をせず、火元(ひもと)から離れることも大切です。
(2)次(つぎ)の機会(きかい)は、揺れがおさまった時(とき)です。
揺れの激(はげ)しいときに、無理(むり)をして消火する必要(ひつよう)はありません。揺れがおさまってから落(お)ち着(つ)いて火を消しましょう。
(3)最後(さいご)は、火災(かさい)が発生(はっせい)した直後(ちょくご)です。
火事が起(お)こったすぐ後(あと)は炎(ほのお)も大(おお)きくないので、消火器等(など)で十分(じゅうぶん)消火することが可能(かのう)です。


バールやノコギリ、ハンマー、スコップ、ジャッキ、ロープなどを用意(ようい)しておきましょう。
[例(たと)えば、家族が倒(たお)れた柱(はしら)の下敷(したじ)きになったのに、ノコギリがなかったため助(たす)けられないことがあります。]
消火・救助用品チェックゲーム
地震(じしん)は、24時間(じかん)・365日(にち)いつどこで起(お)こるかわかりません。出(で)かけたときなどは、「もし、ここで地震(じしん)にあったらどうするか?」と考(かんが)えてみてください。
普段(ふだん)からいくつかの行動(こうどう)パターンをイメージしておくことが大切(たいせつ)です。家(いえ)にいるとき、スーパーでショッピングをしているとき、街(まち)を歩(ある)いているとき、自動車(じどうしゃ)やバスに乗(の)っているとき、家族(かぞく)で温泉(おんせん)に行(い)ったときなど、そのときにできる一番(いちばん)良(よ)いと思(おも)う行動(こうどう)をイメージしてみましょう。そうすることで、いざというときにもその場(ば)にあった臨機応変(りんきおうへん)な対応(たいおう)ができるようになります。
とじる