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平成(へいせい)7年1月17日に発生(はっせい)した阪神・淡路大震災(はんしん・あわじだいしんさい)では、建物(たてもの)が壊(こわ)れたり、高速道路(こうそくどうろ)が倒(たお)れるなど、予想以上(よそういじょう)の被害(ひがい)が出(で)ました。
そのため、「なぜこんなに壊れてしまったのか」、「壊れないためにはどうすればよいのか」を考(かんが)え直(なお)さなければいけなくなりました。
当時(とうじ)、計算(けいさん)では地震に強(つよ)いと思(おも)っていた建物も、実際(じっさい)に地震(じしん)が起(お)きたら倒れてしまうものもあり、計算だけではなく、実際に建物を揺(ゆ)らしてみることで、計算し強度(きょうど/強さ)が実際に合(あ)っているかどうか確(たし)かめることが重要(じゅうよう)だとわかりました。
こうして、これまでは不可能(ふかのう)であった、実際の大(おお)きさと同(おな)じ建物が壊れるまでの揺れを再現(さいげん)できる究極(きゅうきょく)の実験施設(じっけんしせつ)が建設(けんせつ)されました。 |